職人になるには?職人になることのメリット・デメリット

jkon 4 ビュー | 2019/01/02

職人になるには?職人になることのメリット・デメリット

「将来、○○職人になりたい!」という夢を持っている人もいるでしょう。

今回はそんな職人に憧れる人の為に、“職人になる方法”や“職人になる事のメリット・デメリット”さらに、“一人前の職人になるのに必要な時間〜職種別〜”をご紹介していきたいと思います。

職人になるためのメリット・デメリットをまとめました

これはどの職業にも言える事ですが、職人業にもメリットやデメリットが存在します。

職人になる為に身に付けた技術は、需要がある場でならどこでも通用するでしょうし、さらに技術を磨いていけば、それに見合った対価を得る事が出来、将来性も十分に出てくるでしょう。

一方で、職人とはそう簡単になれるものではありませんし、例え職人になれたとしても、技を磨き続けなくてはならないので、道は険しいものになると考えられます。

下では、そんな職人のメリット・デメリットについてさらに詳しく説明しているので、是非目を通してみて下さいね。

職人になるためには?

みなさんは職人になる方法を知っていますか?

実は職人になるにも、いくつか方法があるのです。

職人のメリット・デメリットを説明していく前に、“職人になる方法”からご紹介していきたいと思います!

1、専門学校・大学などで学ぶ

職人を目指すには、必要な技術が学べる専門学校や美術・芸術系の大学へ進学するのも1つです。

国家資格を取得する場合は、実務経験の長さよりも指定の学科の単位が有利な場合もあります。

ただ、学費はそれなりに掛かりますし、数年間通学する覚悟も必要です。

また、場合によっては学校で学んだ技術が職人になった時に役に立つかどうかは難しいところ…。

学校を卒業し就職した先で、全く違うやり方を求められたら、それに合わせなければなりません。

しかも、卒業してすぐに一人前になれるという訳ではなく、就職してからも実地で数年間経験を積む必要があるので、職人としてやって行ける様になるまで、学校で学ぶ期間を含めて長い下積みを覚悟しなければいけません。

しかし、進学にもちゃんとメリットがあります。

学校では専門の講師が基礎から順を追って技術などを教えてくれるので、知識は習得しやすいと言えるでしょう。

また、学校によっては実技だけでなく、デザインなど幅広く教えてくれるところもあるそうなので、美的センスや工芸に関する考え方を身に付ける事が出来ますし、先生や先輩や友人を通して将来の為に人脈を作る良いきっかけにもなるはずです。

同じ目標を持つ仲間がいると励みになったり、良い刺激にもなるでしょう。

それに、学生の内は時間にも余裕があるので、
自分のやり方で色々学んだり、憧れの職人の作品を見に行ったり、バイトなどで全然違う仕事して広い視野を持つ事も出来るはずです。

広い視野を持つ事は、職人にとっても重要だと思います。

専門的な事を勉強する機会や場所を見つけるのはなかなか大変なので、フリーの内に学校で勉強するのは良いかもしれませんね。

2、弟子入りする

職人になるには誰かに師事する、つまり弟子入りをするのも方法の1つです。

跡継ぎという形で、職人の家に生まれた子供がその技術を受け継ぐ(=世襲制)場合は、自然と親に弟子入りをする事になりますが、家や血筋は関係なく、自ら弟子入りして職人になる事も出来ます。

弟子入り後は、師匠あるいは親方の下で一定年数の修行(下積み)を経験する事になるでしょう。

弟子入りをするには、師事する職人を自分で見つけたり、知り合いに紹介して貰ったりして、直接弟子入りを申し込む形になると思います。

しかし、いきなり現れて「弟子にして欲しい」と言われても、受け入れ側には相当な負担が掛かるので、なかなか了承してくれない可能性もあるでしょう。

そんな時は諦めずに、何度か通ってお願いすれば、熱意が認められて許される事もあるかもしれません。

そんな弟子入りは、職人になる定番の手段とも言えますが、現実的に考えると色々と厳しい面もあります。

先程も少し触れましたが、弟子を受け入れるにはかなりの負担が掛かるもの。

というのも、今は不景気で職人の仕事自体が減っており、そんな時に全く仕事が出来ない素人を一般企業と同じ給料を払って教えるというのはとても簡単な事ではないのです。

さらに職人自身が高齢の場合は、他人に一から教えるのも大変でしょう。

はっきり言って、職人はどこも金銭的に苦しいので、お給料を払って仕事を教えてくれるところは少ないと言えます。

実際、弟子の内は無給の場合が殆どで、休みはあってもその時間で自分の作品を作ったり、技術を磨かなくてはならないので、実質休みはないと思った方が良いでしょう。(仕事中に自分の作品制作にあてる時間はありません)

受け入れ先も衣食住の面倒は見てくれるかもしれませんが、最初の数年の収入は小遣い程度だと思いましょう。

逆に言えば、お給料を期待しなければ、弟子入りを受け入れて貰える訳です。

それから、仕事のやり方も順を追ってではなく、その時の仕事を部分的に教わる事が多いと思います。

つまり、学校の様に1つずつ丁寧に教えては貰えません。(弟子にあれこれ教えていたら作業も出来ないし、時間が無駄になってしまうから)

基本的には、見習いとして師匠や先輩の手伝いをしながら、上の人の仕事を見て学ぶ自主的な姿勢が求められます。

教えて貰うのではなく、自力で仕事をコツコツ覚えていくスタイルですね。

さらに、最初は掃除や片付けといった下働きが中心で、なかなか本格的な作業をさせて貰えない事も珍しくありませんし、また弟子入りすると技法は師匠のやり方に限定される事になります。

弟子入りは、プロ(師匠や親方)の仕事を間近で見れて、実地経験を積む機会が沢山ある分、1人前になるのも早いという大きなメリットもありますが、上の説明を見てお分かりの通り、弟子入りするには相当の覚悟が必要です。

入門して数日も経たない内に荷物をまとめて逃げ出すなんて事にならない様、よく考えてから決断した方が良いでしょう。

3、体験教室などに行く

体験教室などに行く

中には体験教室などに通い、技術を学ぶという方法もあります。

伝統技術の継承・生涯学習・地域振興など様々な目的により、各地で体験教室や講座が開かれているもの。

インターネットなどで探してみると、ガラス工芸・陶芸・宝飾加工・靴やかばん作りなど、趣味としても楽しめる体験教室や講座が沢山ヒットするはずです。

もし近所でそういうのが行われていなかったとしても、通信講座などを利用して学ぶ人もいます。

体験教室は初心者向けなので、本格的な技術を教えて貰いたい人には向かないかもしれませんが、初歩的な技術だけ教えて貰い、そこから独学で技術を極める人もいるのです。

作品展に出展し専門家に評価して貰うのも、技術を磨く方法としてはアリですね。

それから、教室によっては中級・上級者向けのクラスがあったり、教室の先生に専門家を紹介して貰い、そこから弟子入りするという手順も存在します。

とにかく、体験教室や講座は費用も手頃なので、技術を習得する事が出来そうかを見極めるにはピッタリだと言えるでしょう。

4、就職する

自分が目指す職人に合った工房やメーカーに就職するのも方法の1つです。

就職先を選ぶ際は、自分がどんな技術や能力を身に着けたいかはもちろん、機械化や分業制が進んだ大手と個人経営の様な小規模のところとでは学べる技術や待遇も違ってくるので、その辺りも考慮すべきでしょう。

まずは、工房やメーカーの求人をチェックし、必要な資格など、就職の条件を聞いてみましょう。

希望する就職先の求人が見つからない場合は、一応電話で確認を取ってみたり、アポイントメントを取った上で先方に足を運び、直接交渉してみると良い方向に話が転がる可能性もあるかもしれません。

また、最近は後継者不足の影響で跡継ぎを募集している工房も増えているそうです。

ただ上手く雇って貰えたとしても、技術がない未経験者の場合、最初はバイト&見習い扱いとなる事も覚悟しておきましょう。

まぁ、収入面で言えば、弟子入りよりは良いかもしれませんね。

就職先の例を挙げると、大工の仕事を学ぶ為に工務店に就職したり、彫刻の仕事を学ぶ為に工房に就職したり、お菓子やパンの製造を学ぶ為にメーカーや店舗などに就職したりと、働く場は多くあると思います。

ただし大手企業だと、技術職で入社したとしても、部署異動などで全く関係ない仕事をする羽目になるなんて可能性もないとは言い切れません。

実際に働きながらなので色々と苦労はあると思いますが、学ぶ事は多いはず。

仕事というのは体で覚える事が大切なので、弟子入り同様、実地が踏めるのは就職の大きなメリットと言えるでしょう。

もし、技術的な向上を目指すのであれば、弟子入りや就職をして経験を積むのがオススメです。

一方、技術だけでなく色々な知識を吸収し視野を広げたいのであれば、進学をしてから職人を目指すのも良いでしょう。

どちらにせよ、一人前の職人になるには相応の時間が掛かるので、出来るだけ明確な人生設計を立て、それに合わせてどの様な手順を踏むか決めた方が良さそうですね。

職人になるには?メリット6個

職人になるには?メリット6個

それではいよいよ、職人のメリット・デメリットについて説明していきたいと思います。

まずは、“職人のメリット6個”からです!

1、定年がない

職人はその腕が認め&求め続けられる限り、その技能を活かし働く事が出来るので、定年がないとも言えます。

自分さえ働く事が出来る状態であれば、生涯に渡って職人としてやっていく事も出来るでしょう。

2、自分のスタイルで働ける

一人前の職人になれば、自分のスタイルで働けるのもメリットの1つでしょう。

中には、定年退職後に第二の人生として職人となり、のんびりと仕事をしている人もいる様です。

特に独立すれば、自分の作りたい物を好きなやり方で作れるので、自由度は広いと言えますね。

3、技術が身につく

職人になるという事は、普通の人が簡単には真似出来ない高度な技術が身につくという事。

自分の腕やセンスを磨き、沢山のアイディアを生んで…そういった自身の実力や努力次第で仕事がとても楽しいものになっていくのも、職人業のやりがいであり魅力でしょう。

4、多くの人に喜んでもらえる

多くの人から評価される様な作品を産み出す事は、多くの人に喜んで貰える事に繋がります。

これはメリットというより、やりがいの1つと言えるかもしれませんね。

多くの人を自分の腕で喜ばせる事が出来るのは、職人業ならではでしょう。

5、上手くいけば収入が増える

これは選択する職業によっても異なりますが、上手くいけば収入が増える可能性もあります。

職人業は腕が直接収入に関係する事もありますし、技術を磨いて多くの人の支持を得られれば一流として稼ぐ事も出来るでしょう。

他にも、職場に資格手当の支給制度があれば、習得したスキルに応じた報酬を受ける事も可能になりますね。

6、職人次第では・・・

目指す職人によっては、学歴や職歴が必要なかったり、手軽に開業出来るものもあると思います。

職人業は基本的に実力主義の世界なので、技術さえ身に付ける事が出来れば成功しやすいとも言えるでしょう。

職人になるには?デメリット4個

続いては、“職人のデメリット4個”について説明していきます。

「こんな事になるなんて思わなかった…」と後悔しない様に、こちらもしっかりチェックしておいて下さいね。

1、見習い期間が辛い

これはどの職人にも言える事ですが、一人前になるには最低でも数年〜数十年の見習い期間が必要になります。

下積みの期間が長い割にお給料は少ない場合が殆ど、しかも怒られるのは日常茶飯事ですし、師匠や先輩達が出勤する前に作業の準備を整え、仕事は雑務が中心、先輩達の仕事が終わった後も翌日の準備などで睡眠時間はほんの僅かです。

上でも説明した通り、休憩時間もろくに取れず仕事量も多いとなれば、よほどやる気がないと続けられないでしょう。

また、見習い期間が終わって一人前になっても、技術の向上にゴールはないので、技術を磨く努力や勉強は続けていかなくてはなりません。

2、病気になれば収入がなくなる

病気や怪我などで仕事が出来なくなれば、当然収入もなくなります。

普通の仕事であれば、自分が作業出来ない分は同僚がフォローしてくれる(それでいて給料も出る)かもしれませんが、職人となると話は別です。

職人によって技術レベルや作品の仕上がりはバラバラなので引き継ぎや代わりを頼むのは難しいですし、例え弟子を取っていたとしても、技術が未熟な人間に自分の仕事を任せられるはずがありませんよね?

顧客だって、仕事が出来ないと分かれば他の職人に依頼するでしょうし、下手をすればそれでお得意様を他に奪われてしまう恐れもあります。

職人は体力や忍耐力が必要な仕事でもあるので、他の人よりも健康管理は徹底する必要がありそうです。

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