夏に近づくにつれて、誰もが嫌いなあの虫が大発生しますね。
あなたにとって”消えて欲しい虫”ってどの虫でしょうか?
蚊やブヨなどの人の血をすうような害虫だけではなく、ショウジョウバエ、ゴキブリ、ナメクジ・・・などなど色々な”不快な思い”をさせる虫を思い浮かべるのではないでしょうか。
それらの虫を見ているだけでもゾッとしますし、それに想像するだけで蕁麻疹ができてしまうような人もいるかもしれないですね。
しかし、それらの虫よりもはるかに見た目が気持ち悪く、さらに私たちの生活をおびやかすような虫っているんですよね。
ずばり、それは”毛虫”。
小さい頃に「毛虫は触っちゃダメよ」なんて、親から注意されたことがあるのではないでしょうか?
ただでさえ小さくて黒々しい見た目だというのに、さらにそこに毛がいっぱいついていて気持ち悪いですよね。
また、その毛虫についている”毛”というのは、私たちにくっつくと毒として作用し、皮膚が赤くはれたり、もしくはそのままショックで亡くなってしまうこともあるんです。
身近にひそんでいる、どこにでもいる毛虫だからこそ、これからの季節は特に気をつけていかなくちゃいけません。
とはいっても、実際に毛虫に出くわしたときにどのように対処すればいいのか分からない方ってたくさんいるはず!
筆者もそうでした。
しかし、そのままにしておくと「いざ」ということがあったときに自分の命を救うことができません。
この記事では、誰もが苦手意識を感じている・そして危険な”毛虫”について特集しています。
毛虫にさされるとどうなる?
そもそもどうして毛虫が危険なの?
毛虫のなかでも特に注意しておいたほうがいいのはどんな種類…?
などなど気になる疑問にお答えしています!
ぜひ、これからのアウトドアやレジャーを楽しむ際の参考にしてみてください。
様々な種類が存在する虫
あなたは、これまでに生きてきたなかで何種類の虫を見てきたでしょうか?また、触れる機会があったでしょうか。
この世界には、私たちがまだ出会ったことのないような奇妙でおかしい、もしくはとても気持ち悪い虫がたくさん存在しています。
なかには「虫がだーいすき!」なんていって昆虫採集をしている方もいらっしゃることでしょう。
しかし、”害虫”に関してはそのような”愛”を持つ人はすくないはず。
というのも、害虫って見ているだけでも気持ち悪いし、それに生き様までも他の昆虫に比べるととても気持ち悪いように感じてしまうからなんですよね。
そのため、カブトムシやクワガタなどの昆虫は好きだけど蛾が毛虫、ゴキブリ、ショウジョウバエなどの虫を発見したらすぐに殺してしまうという人はすくなくないはずです。
家のなかにクワガタやカブトムシが飛び回っているならまだしも、家のなかにショウジョウバエなどが飛んでいてそれも食品にくっついているとなるとどうしようもないですよね。
もうキンチョールなどのスプレーでやっつけるしかありません。
カワイイアゲハ蝶のような昆虫もいれば、多くの人から気持ち悪がられるような困った虫も存在するこの世界・・・。
その昆虫や虫をなくすことはできないのか?
なんて思ってしまうものですが、それらの虫がいるからこそ私たちの生活が成り立っているともいうことが出来るんです。
というのも、彼らは微生物を分解する作用を持っているから。
それに今では肉を食べるのが当たり前とされていますが、その肉の供給が間に合わなくなったときにはその代わりに昆虫を食べようという考えまで出てきているんです(実際に既に昆虫職を食べている国もありますよね)。
そう、昆虫と私たちは共存していかなくてはいけない運命に定められているんです。
どんなにカワイイと思えるよな昆虫でも、”共存”はなかなか出来ないと思うのではないでしょうか。
毛虫嫌いの人は多いはず
虫のなかでも特に嫌われ者なのがゴキブリ、ショウジョウバエ、そして毛虫などの”見た目も気持ち悪いヤツら”になります。
今あなたは安心した気持ちでこの記事をお読みいただいているかと思いますが、急に目の前にゴキブリや毛虫が現れたらどのように感じるでしょうか?
もしもこの記事を執筆している最中に目の前にゴキブリなんかが現れたら、筆者はもう意識を失いそうになるでしょうね。
記事を作成するなんてできないでしょう。
その害虫に意識を奪われ、もうやっていることに手がつかなくなるはず。
では、それが”毛虫”だったらどうでしょうか。
彼ら毛虫についての知識を持っていなかったとしても、なんとなくヤツらには”毒”があるとか人体に何かしらの影響を及ぼすものがあるのではないか?なんて本能的に察知しているはずです。
もしくは、幼い頃などに「毛虫は危険である」なんていう考えを習ったかもしれないですね。
ちなみに筆者が通っていた小学校では、毎年のようにシーズンがくると”チャドクガ”の幼虫である毛虫が大量発生していました。
その時期になるともちろん駆除作業もおこなわれていたのですが、ある遊具で遊んでいるとボタボタと毛虫が落ちてくるんですよね。
実際にその毛虫に触れなくても、そいつらから抜けたふわふわした毛がからだにささることによって赤くはれている友人もいました。
そのような経験がなくてもテレビや人伝えなどで「こんな悪影響がある」というのを聞いたことがあると、さらに毛虫に対して気持ち悪さを感じてしまうものです。
あなたも、”毛虫”は嫌いな虫の種類に入るのではないでしょうか?
いや、この世界で毛虫が好きな人というのは、おそらく数える程度しかいないのでしょう。
見た目が気持ち悪い
どうして多くの人は、毛虫を嫌うのでしょうか?
毛虫が好きな人であれば、その魅力を語ることは出来てもどうして毛虫が嫌われ者なのかを理解できないはず。
ずばり、それは見た目が気持ち悪いからなんですよね。
得体の知れない細いハリのようなものがはくさんついているし、なんだかふわふわしているようにみえるし・・・。
固体によっては赤黒かったり、緑色だったり、灰色をしているため、その色合いでも気持ち悪さをさらに感じてしまうんです。
また、毛虫の顔をみているときに目が合ってしまうとさらにその気持ち悪さはさらに増えるだけ!
でっかい瞳にかわいさをかんじる人もいるものですが、そうではない人のほうが多いことでしょう。
人に悪影響を及ぼさない毛虫でも、その見た目が気持ち悪いとどうしても好きになることが出来ないのです。
これは、人間にそなわっている危ないものを回避するための”拒否反応”のひとつなのかもしれないですね。
毛虫は刺されると厄介な虫だった
これまでの人生のなかで、”毛虫”に刺された経験ってあなたにはありますか?筆者には、あります。
とはいっても直接的に毛虫に刺されたというわけではなく、毛虫についている毛がふわふわと飛んでいてそれにふれて、アレルギー反応を起こした経験になります。
なかには、直接的に毛虫の毛にふれてしまったり、それが顔や手足などにくっつくことで痛い思いをなさった方もいることでしょう。
この世界には、ヒトに何かしらの攻撃として”刺す行為”をする虫ってたくさんいますよね。
夏になれば誰もが悩まされる蚊やブヨというのは、ヒトの血液をとるために刺してきます。
ノミやダニだってそうです。
他にも普通に生活しているだけで出会うことのある”刺す虫”はたくさんいますが、そのなかでも特に毛虫に刺されるほど厄介なことはありません。
あんなに気持ち悪い見た目をしているものにふれられたという精神的なショックだけではなく、さらに皮膚炎を起こしたり、最悪の場合は死にいたることだってあります。
あなたは「たかだか毛虫だろう?」なんて思っていませんか?その考えは甘いです。
今すぐに毛虫に対する考え方を改めたほうがいいでしょう。
そのように毛虫の”厄介さ”を理解できていないというのは、毛虫についての知識が少ないからです。
または、これまでの人生のなかで毛虫に出会った機会が少なかったり、皆無に等しいのでしょう。
では、いったいどんな点で”毛虫”は厄介なのでしょうか?
ここでは、毛虫がどうして厄介な虫なのかをお伝えしていきます。
ここを読めば、毛虫への考え方が変わることは間違いないでしょう。
毒針毛を持つ種類がいる
「毛虫はすべて悪いやつなのか」と思われている方もいることでしょう。
たしかに毛虫には、ヒトに対して悪影響を及ぼすようなヤツらもいます。
しかし、反対に毛虫の形をしているけれどもヒトに対して全くの悪さをしないような毛虫もいるんです。
しかし、多くの人が”毛虫”に抱いている印象というのは、毛虫はみな毒をもっているということだと思います。
たしかに毒針を持っているような毛虫もたくさんいるんですよね!
”毒”なんてきくと、毛虫に対してこれまでは身軽に構えていたような方でも少し警戒心を感じるのではないでしょうか。
というのも、見た目が気持ち悪いだけに触ろうとは思わないものですが、子供であれば、その見たことのないような形態をしている虫を触りたくて仕方なくなります。
そして、毒針に刺されてひどいことになってしまうんですよね。
では、”毒針”ときいて、浮かぶ昆虫って他に何がいるでしょうか?
ハチやアブなどを思い浮かべませんか。
彼らは、自分たちの身を守るために毒針を敵にさします。
そして、相手の命を奪う事だってあるんですよね。
ずばり、昆虫はハチやアブほどまでにも注目されていないのにも関わらず、それに匹敵する、もしくはそれ以上の毒をもっているものなんです。
実際に毒針毛の種類の毛虫に刺されてしまったら、どんなことになってしまうんでしょうか?さっそく、毒針毛にさされたときのヒトの身体的な反応を見ていきましょう。
赤く腫れる
ハチやアブなどに刺された経験がある方であれば分かるかと思いますが、毒針を持つものに刺されるとまず”赤く腫れ”ます。
その腫れる大きさは、毛虫の種類によっても違いますが、ひどい毒をもっているものであればあるほどにその腫れがでかくなってしまうんですよね。
”腫れる”といってもその経験をしたことがない方だと「蚊がさすくらいに小さくプクッと腫れるんでしょう?」なんて思ってしまいますよね。
しかし、そんな大きさではありません。
もしも手の甲に毒毛がささってしまうようであれば、”手”と思えるほどの原型がわからなくなるくらいの大きさになります。
また、その腫れ方もひどく刺されてしまったところがパンパンにふくれあがることになります。
手や腕に刺されてしまえば、腕などを動かすのに違和感だけではなく、動かしづらくなるなんていうことも。
痛みをともなうこともあるので、もしも足などの主要部分に指されてしまうとこまってしまいます。
かゆみが続く
今まさに赤く腫れた後に痛みがおこることがある、とお伝えしましたね。
そのように痛みを伴うのは少しマレです。
ほとんどの場合において、毒毛が肌にささってしまうと”かゆみ”を起こすことになります。
それは、毛の表面に付着している毒の成分が肌にふれることで、肌が拒否反応を示すからなんです。
それを通りこえて、さらに肌に毒が浸透しているということを示していることもあります。
そのため、自分がまさか毛虫の毒毛にさされているとか、自分の肌にささっているなんて分からないうちにかゆみがおき、そしてそのかゆみから毛虫の毒毛にやられていることが判明するのが多いものです。
痒いところには必ず、”毛”のようなものがぶっささっているので分かりやすいですよ。
また、筆者の過去の経験のように一度だけでも毒毛に触れることでかゆみが出てしまうことも。
蕁麻疹の様なものが出来る
赤く腫れるだけ、かゆみがひたすら続くだけの症状が現れるだけのヒトもいれば、それにプラスする形、もしくは自立した形で”蕁麻疹のようなもの”ができることがあります。
蕁麻疹のようなものというのは、普通のブツブツとしたものではありません。
ぶつぶつになったり、皮膚が膨らむ箇所はまだらで大きさも違います。
それもかくことによって、ますます蕁麻疹のようなものが広がっていくことも…。
赤く腫れていないけれども、屋外レジャーを楽しんでいるときに急な形で蕁麻疹がでてきてしまうのは、もしかしたら知らない間に毛虫の毒毛にやられてしまっているのかもしれません。
また、最悪の場合は赤くはれ、さらにかゆくて、蕁麻疹のようなものが広がります。
見た目も悪いですし、そのような痛みやかゆみに耐えるのはとてもつらいんですよね。
毛虫の毒毛針の恐怖
毛虫って体中にたくさんの”毛”のようなふわふわしたものがついていますよね。
それって、すべてが毛虫の毒毛針なんです。
なかにはそのようなふわふわしている姿がかわいらしいとしている人もいますが、実際にその毛にふれるとそのひどい症状に悩まされることでしょう。
でもでも、毛虫の毛によってこれまでにお伝えしたような「赤い腫れ」「ずっと続くようなかゆみ」「蕁麻疹のようなものができるおかしな見た目」だけであれば、毛虫にさされたってどうなってもいいじゃんと思われる方もいることでしょう。
その考え、とても危険です!
というのも、毛虫の毒毛針というのは、それ相応の特徴をもち、その特徴があるからこそ私たちに数々の恐怖を及ぼしているのです。
では、ヒトによっては可愛らしく見えてしまう毛虫ってヒトに対してどんな点で恐怖を与えるというのでしょうか?
ここでは、毛虫の毒毛針の恐怖についてお伝えします!