学校や仕事、そしてプライベートで何をやっても上手くいかない時は人間なら誰しも経験することがあります。
なんで自分だけがこんなについていないのだろう、なんで自分だけがこんな目にあわないといけないのかと自分が嫌になります。
そうした精神的に辛い状況が一時のものであり、やがて解消されるならば問題ないですが、それがずっと続くとなると心身ともに異常をきたす可能性もあり非常に危険です。
精神的に健全で過ごすために、精神的に辛い時を乗り越える方法をご紹介します。
手遅れになる前に読みたい精神的に辛い時を乗り越える10個
精神が疲弊して最終的に自殺に至るというケースも後を絶ちません。
日本の年間の自殺者数は一時期よりも減ったとはいえ、年間2万人は有に越えています。
こういった手遅れになってしまうことを防ぎ、また元気を取り戻して頑張っていくためには、どのような心構えや行動が必要なのでしょうか?
1、夢中になれることを見つける
仕事も遊びも結局、自分が夢中になれるようなものでないと長続きしないし、楽しくないと思います。
自分が何かに夢中になっている時というのは、たとえ失敗したとしても気にせずに目標に向かって進み続けるエネルギーがあります。
夢中になっていることがあると悩みなど忘れてしまうものです。
できれば人生の大きな部分を占める仕事というものに夢中になれるというのが一番いいことだと思います。
最初はおもしろくなかった仕事もやっていくうちに仕事のことがわかっておもしろくなるケースもたくさんあります。
しかし、どうやっても仕事が自分に合わなくて好きになれない人もいるでしょう。
しかし、生活していくためには今の仕事を続けていくことが賢明だと判断するならば、プライベートで何か楽しく夢中になれる趣味などを見つけましょう。
それが仕事のストレスを忘れさせてくれるものになっていくと思います。
2、朝日を浴びる
神経伝達物質であるセロトニンは体のリズムを整えて、心身の安定や心の安らぎをもたらしてくれます。
セロトニンの特徴は日中の間だけ出し続けるので、朝起きたら、すぐにカーテンを開けて太陽の光を浴びるようにしましょう。
光を浴びることにより、活性化するスイッチが入ります。
できればちょっと外に出て散歩などの軽い運動をしてみましょう。
ペットを飼っている人なら、犬の散歩などは一番いいのではないでしょうか。
そうやって毎朝朝日を浴びる生活をしていると、心が落ち着いて悩みで心が疲れているのを穏やかにしてくれますし、心身の状態が狂うのも防いでくれます。
どうしてもオフィスワークなどになると一日中建物の中にいますから、お昼時など休憩時間にちょっとランチで外へ出て日光を浴びることは大切だと思います。
お弁当を持参している人は食後に散歩でもしてリフレッシュしてくるのがよいと思います。
近頃の子供は外で遊ぶということがほとんどなくなってしまいました。
家でゲームをしたりインターネットで動画を見たりばかりしているので、日光を浴びる機会も減ってきています。
こういったこともストレスを抱える人間が増えている要因の一つであったりもするのです。
3、1日の終わりに感謝する
精神的に辛い時あなたは何を悩んでいるのでしょうか?一度考えてみてください。
それは自分のことがうまくいかないことがほとんどだと思います。
自分だけが、自分だけがと自己中心的な人間になってはいませんか?思い悩みすぎる人は自分のことしか考えてなかったりする人が多いです。
今の自分は両親や周りの人々によって生かされていることを実感し感謝することです。
今日1日を元気に無事終えれたことに対して毎日感謝の心を持ちましょう。
感謝の心を持っている人間は、少々の悩みがあってもそれを乗り越える強さを持っています。
辛いからいじけてみたり、やけになったりすることは自分勝手な幼稚な人間がすることであると考えたほうがいいと思います。
感謝の気持ちを常に持つことで、無用なことで怒ったり、疲弊したりすることはなくなると思います。
世の中には普通の日常生活さえままならない人もたくさんいます。
それに比べて自分は五体満足で、住む家もあり、ご飯も食べれて、こんな幸せなことはないと思わなくてはいけません。
もっともっと感謝の気持ちを持って日々を大切に行きましょう。
そうすることで自分が悩んでいることなど大したことのないことだと思えるようになるはずです。
4、自分のことを周囲に話してみる
精神的に辛い時に一番いけないのが、一人の殻にこもって孤独になるということです。
一人で考え込んでしまうと自分の狭い視野の思い込みだけで感情的に判断してしまいがちになってしまいます。
一人だけで考え込んでしまうと、ネガティブに思考にどんどんはまり込んでいってしまう可能性がありますから、とにかく誰かと話す機会を持ちましょう。
一番身近なところで言うと家族ということになります。
親に相談してもいいし、兄弟でもいい。
家庭で気軽に相談できる雰囲気を作ることは重要です。
また、相談できる友達がいることは辛い時の大きな支えになってくれるのではないかと思います。
家族に相談するには家族に心配かけるので気が引けるという時に、友達の存在は非常に大きいと思います。
悩みがある時に気軽に相談できる友達が1人でもいると全然違ってきます。
やはり自分と同じ年代くらいの友達というのが一番気持ちが理解できるし、お互いに励まし合っていけるからです。
5、辛いことを書き出してみる
心の中に辛いことを溜め込んで悶々としていると、この辛さからもう抜け出すことができないような感覚に陥ることがあります。
それは、辛さから抜け出せる解決策が無いので、自分がどうしようもない深みにはまり込んでいるような気分になるからです。
そこで、1つの方法としては、辛いこと、悩んでいることを紙に書き出してみることです。
書いた文字を眺めているうちに頭が整理されてきて問題を明確に把握できるようになります。
問題が明確になってくると解決策が見えてくるんです。
少しでも解決策が見えてくるとそれは一筋の光です。
人間というのは辛い時でも、向こうに見える一筋の光が見つけられれば、そこを目指して希望を持って頑張れるのです。
とにかく、頭で考えても煮詰まるだけで解決策が見つからない場合は、紙に全て書き出してみるという作業をやってみることです。
紙に書いてみて後から読んでみると、自分の悩んでいることが大した悩みではないということに気づいたりすることもあります。
6、何か新しいことを始めてみる
精神的に辛い時というのは、自分のやっていることが何もかもうまくいっていないことが多いと思います。
自分なりにいろいろ考えてみてやってみたけど状況は変わらない。
こうなってくるとどうしていいかわからず辛い状況です。
そういう時は自分に刺激を与える意味でも、何か新しいことを始めてみましょう。
少し興味があったけど今までできなかったことに挑戦してみるのもいいですし、逆に今まであまりいい印象を持っていなかったことをあえてやってみるのもいいのではないでしょうか。
そうやって新しいことをやってみることで、自分に必ず刺激になります。
もしかするとその刺激は怒りであったり、悲しみであったりかもしれませんが、それでも今までにないことを経験することで得る刺激というのは、自分に必ず新しい反応を促します。
これによって雰囲気も変わってきますから、今までやっていても結果の出なかったことへの見方も変わってくると思います。
7、1年後5年後10年後の明るい自分を想像してみる
今の自分は結果がでないし、悩みもたくさんある。
辛い。
そうかもしれませんが、その辛さは今だけのことだと考えるべきです。
長い目で見て、10年先の自分は結果を残して、自分のやりたいことをやって幸せな人生を送っていることを考えましょう。
5年後の自分は、10年後の成功の土台を完成させて着実に前進しているころでしょう。
1年後の自分は、何の希望も無かったところから1つのヒントを掴み、それを成功への足がかりにしようと決意しているころだ、というふうに未来をポジティブに考えるのです。
そうすると、今の辛さというのは未来への成功のためには必要なことで、いつまでも続くものではないんだということを認識しなければいけません。
今日の辛さのことばかりを考えるなら、それは辛いだけになってしまいます。
俯瞰で見るということの大切さはよく言われるところですが、自分の人生も常に俯瞰で見れるようにしたいものです。
今だけを考えていると衝動的、感情的になってしまうことも、長い目で考えたら自制できることもたくさんあるからです。
8、1人の時間を大切にする
仕事では会社の方針に従って黙々と業務をこなし、家に帰ると家族に気を使っていろいろと気を使う。
そして1日が終わり眠りにつき、また1日が始まる。
こういった日々の繰り返しという人は多いのではないでしょうか。
仕事も家庭もうまくいっている時はこれでもいいのかもしれません。
しかし、一旦どちらかの歯車が狂いだしてくると、立ち止まって冷静に考える時間がありません。
ですから、辛い状態をなかなか抜け出すことは難しくなってくるでしょう。
やはり自分1人の時間というのをどこかで作らなければいけません。
誰にも邪魔されない自分だけの時間を持つことでリフレッシュできたり、頭を冷やして解決策を考えることができるのです。
自分という人間は自分が一番の理解者でなくてはなりません。
しっかりとした自分の考えを持つには、時々1人の時間というものを作って頭を整理したり、自分のポリシーを確認したりする作業が必ず必要になると思います。
9、自分の心の声を素直に聞く
精神的に辛い時というのは、自分のやりたいことや欲を抑え込んでしまっている状況になっています。
ですから、そういう時には自分の心の声を素直に聞いてみることです。
自分はどうしたいんだろうか?今思い悩んでいる問題を解決するために本気で取り組む気持ちは本当にあるのか?本当は逃げてしまいたいんじゃないか?じゃあ次にとる行動として自分の意思は?など自分に素直に問いかけてみましょう。
そうすれば、本当にやりたいこと、やりたくないこと、やらなければいけないこと、やる必要のないことが明確になってくるはずです。
明確になったら、やりたいことと、やるべきことに絞って集中して取り組むことでスランプから抜け出す一歩が踏み出せると思います。
悩みがある時は不安や恐怖で体も心も固くなり、自分の心を閉ざしてしまうことがあります。
そうすると自分に素直になれず、やけをおこしたり、自虐的になったりします。
一度きりの人生です。
自分に嘘をつかずもっと素直になりましょう。
自分の心の声を聞けばおのずと何をすべきかがわかるはずです。
10、迷ったら続けてみる
何かをやっていて結果がでず、自分はこれを続けていていいのだろうかと思うことがあります。
もっと向いていて結果も出しやすいことが自分にはあるんじゃないか?でも、次の新しいことをしようと思うとなぜか、今やっていることをやめることに躊躇してしまいます。
迷っている自分がいます。
そういう時はまだ、今やっていることに未練があり、なんとかこれをものにしたいと思う気持ちがあるから迷いを作っているのだと思います。
そういう時はやめずに今やっていることを続けていくべきです。
まだ結果は出ていないと思いますが、迷っているということは、何かおぼろげにですが、いつかあきらめずにやっていたら結果が出るという予感というか根拠のない自身のようなものがあるのかもしれません。
そういう時にはすぐに次の新しいことに飛びついたりせずに一度止まって考え直すのが良いと思います。
あなたはどんな時に辛いと感じてしまいますか?
人それぞれ辛いと感じることは違います。
仕事がうまくいかなくて辛い、人間関係がギクシャクしていて辛い、恋人に振られて辛いなど様々な理由があって辛いと感じています。
辛いと感じやすい人の特徴
辛いという感情に対する耐性も人によって違います。
ではどういう特徴を持っている人が辛いと感じやすいのでしょうか。
見てみることにしましょう。
1、周囲に隙を見せない
自分の弱みを全く他人に見せない人がいます。
高いプライドがそうさせているのか、自分を強く見せたいがためなのかはわかりませんが、こういう人は疲れる人です。
なぜなら、隙を全く他人に見せられないのでいつでも神経を尖らせておかなくてはなりません。
そのため少しでもミスなどをして自分の隙を見せてしまったらプライドが壊され絶望的になるのです。
強く見せようとしているこういう人が一番弱い人だと言えるでしょう。
本当に強い人とは自分をオープンにさらけ出して、失敗や恥をもろともせずに笑い飛ばせる人のことを言うのです。
隙を見せないで行きたいとビクビクしながら生きていることは本当は隙だらけだとも言えるのではないでしょうか。
こんな弱くもろい心ではもちません。
2、失敗を恐れる
人は誰しもミスをする生き物です。
しかし、それにもかかわらずなぜこんなに失敗を恐れてビクビクしながら生きている人が多いのでしょうか。
確かに失敗することは嬉しいことではありません。
辛いし恥もかく。
しかし、何かをやっていく時に上達、成長の過程で失敗はつきものだし、失敗というデータがないと次の成功に向かうことができません。
目先の失敗にとらわれすぎなのでしょう。
前向きな失敗は全然OKなのです。
そして、同じような失敗を繰り返すことなく自分の成長に取り入れていければそれは成功なのです。
失敗を恐れるようになると何をするにも体も心も固くなり、小さいものしかできなくなってきます。
失敗を恐れるから、失敗をした時に「ああ、やっぱり自分は失敗した」と思って余計に辛くなるのです。
まるで自分から失敗をしにいっているような心の状態になってしまっています。
3、完璧主義
完璧主義者というのは一見隙のない人間のようなイメージがありますが、一度崩れると簡単に精神が崩壊してしまう可能性を持っています。
何か一つでもミスや気に入らないことがあると、それが気になって解決しないと気が済まないのが完璧主義の人間ですので、いつも満足感というものが得られずどんどん疲弊していきます。
しかし、いくら完璧主義者であっても失敗するのは人間ですから当たり前のことです。
失敗した時にそれをしっかり受け止めて次に活かすというのが成長のためには必要です。
そこで壁にぶつかって悩んだりしても、失敗をばねにしていくのがいいのですが、完璧主義者は小さな失敗を許すことができず、そこで気持ちが沈んでしまったり、切れてしまったりしてしまうことがあります。
周りの人間にとってはたわいもないようなことで悩み始め自分だけがどんどん辛くなっていくのです。
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4、1人で解決しようとする
なんでも1人で解決しようとする人は精神的に辛くなる人が非常に多いと思います。
悩みを誰にも打ち明けず、1人で抱え込んでしまう。
そして、誰にも頼らずに1人で頑張ろうとするから辛くなるのです。
人間1人でやれることは限りがあります。
それよりも、辛い時には人に頼っていいんだと思います。
人に話すだけでも気が楽になるかもしれないし、自分とは違った他人の意見を聞くことで、思わぬ解決策が見つかる可能性もあります。
しかし、1人で解決しようとする人にはそういった助けがないので悩みも深くなっていきます。
なぜ、誰にも頼らず1人でやろうとするのか?一見、自立した人間が誰にも頼らないイメージがありますがそうではありません。
本当に自立している人間は人を信頼して頼るべきは人に頼れる人です。
それができないのは、自分の意味のないプライドが邪魔をしている場合がほとんどではないかと思います。
5、自分が嫌い
自分が嫌いという人は意外と多くいます。
自分の容姿や能力、全てを含め自分が嫌いと思う。
そういったスタンスを持っていると何をやるにしても否定的な考えが頭をよぎります。
そしてうまくいかないことがあると自分はダメな人間だからできないんだと自分卑下をひたすらすることになり精神的に辛くなります。
そういった考えを変えて自分を好きになることから始めていかなくては精神的に辛くなる性格を変えることなどできません。
自分が嫌いという人はおそらく自分の短所やコンプレックスのことばかりに注目しているのだと思います。
もっと自分の長所に目を向けていきましょう。
自分が嫌いだという人のことを他人が好きになってくれると思いますか?自分を好きになることは難しくはありません。
自分という存在は世界に1人しかいない、かけがえのない存在であり、価値のある人間なんだと強く思うことです。
無用な人間など1人もいないのですから。
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6、不満ばかり言う
何をしていても不満ばかり言う人がいます。
楽しむということができません。
楽しむことよりも、気に入らないことに目がいったり、他人の粗探しばかりしているのです。
不満ばかり言う人間になってしまうと周りの人からも嫌われて孤立してしまうでしょう。
気にいらないことに対して不満を口にするのではなく、もっと感謝する心をもつことが大事です。
感謝の心がないから些細なことでイライラして他人に八つ当たりしてみたり、すねたりするようになるのです。
それは周囲を不快にさせるのはもちろんのことですが、自分の心もイライラですさんでいくことになるでしょう。
7、趣味が無い
学業や仕事など自分が生活の大半をかけてやっていることがうまくいかない時期、スランプの時期というのは誰にでもあることです。
そこで、結果がでないことに対してイライラしたり苦しんだりするストレスはどこかで和らげてあげなければいけません。
一番いい方法は趣味を持ってそれを楽しむことで忘れることです。
そしてリフレッシュした気持ちでまた仕事に戻ると精神的にも切り替えができますが、無趣味の人はそれができません。
仕事一筋の人などは一番危険で、一度仕事で状況が苦しくなってくると、どんどんと悪い方向へ行ってしまう恐れがあります。
人間1人で悩んで思い詰めても、いい結論が出ることなどほとんどありません。
それよりも趣味など全然違うことをして頭を切り替えることが大切なのです。
ストレスが溜まると危ない理由
現代は「ストレス社会」などと言われていますが、誰しも多かれ少なかれストレスを抱えて生きています。
ストレスは精神的な辛さ、精神的苦痛ではありますが、そのストレスの度合が増してくると身体にも様々な悪影響を及ぼすことがありますし、下手をすると死に直結するような病気につながることもあります。
具体的にどのような影響を心身に与えてくろのでしょうか。
イライラしたり集中力が下がる
ストレスが溜まると常にイライラして、何も手につかなくなってきます。
集中力は完全に低下していますから、仕事効率も悪くなり非生産的な状態になってしまいます。
イライラしている状態は物事に向き合う時に一番最悪の状態です。
イライラして集中力のない状態で何をやっても身につかないし、もちろんいい結果が出る可能性も極めて低くなります。
そういったイライラは周りの人にも伝わるものなので、皆その人物を避けようとし始めます。
イライラしてはいけないということは自分ではわかっていても、ストレスが多く溜まっているとそれを制御できなくなり、何をするにもすぐにイライラ反応が先に出てきてしまいます。
自律神経が乱れ様々な身体的症状が出る
精神的に辛くてストレスを感じることでストレスホルモンが分泌されることによって心拍数が上がります。
そして自律神経系が働くことで血圧が上昇します。
そして血液が凝固しやすい状態になるので血管から出血することがあります。
もしこれが脳などで起こったら死を招く可能性もあるわけです。
それからストレスによって疲れやすい体になってしまったり、眠れなくなり、日中に常に眠くなってしまうなどの変化もあります。
また、免疫力が低下するので胃潰瘍や糖尿病などの病気にかかりやすくなる可能性があります。
以上のように自律神経の乱れというのは様々な影響を体に与えることがわかっています。
ですからストレスを溜め続けることがいかに体に悪いことかというのがわかります。
ガンのリスクが高まる
少しのストレスが死に至るようなことはありませんが、複数のストレスが重なるとかなり危険なことになることがあります。
仕事の転勤などの環境の変化や長時間労働、プライベートでの離婚などがもし重なったりすると、人が耐えられるストレスレベルを越えてしまうことになります。
こうした重度のストレスとガンになる因果関係もあることが解明されつつあります。
そうした重度のストレスがいかに体をむしばんでいくかという怖さをよく知っておく必要があると思います。
うつ病になりやすい
ストレスを感じる時にコルチゾールという物質が分泌されますが、普段は脳でコルチゾールは吸収されるので問題はないのですが、許容量を越えるコルチゾールが出てくると、脳の海馬という部分を破壊し始めます。
海馬は記憶と感情に関わる場所であり、うつ病にかかる人は、この海馬が縮小することがよく知られています。
仕事はうまくいかなくて上司にどなられるし、満員電車では人波に揉まれて疲弊し、家に帰ったら奥さんに愚痴を言われる。
こんな生活を続けていればコルチゾールは大量に分泌されているに違いありません。
近年、うつ病に代表される精神的な病で会社を辞めてしまった人、休職して復帰できずにいる人が後を絶ちません。
精神的なことですから、悩みのない人間からしたら、そんなものは気の持ちようだし、ただ打たれ弱いだけなんじゃないのと考える人もいるようですが、うつ病はれっきとした病気であり、会社も十分にケアする必要があると思います。
辛いあなたへ紹介したい心のリフレッシュ方法
長い人生山あり谷ありといいますが、どんな人にも試練の時、辛い時というのは来ます。
その辛いことも含め全てが人生ですので、辛い時に心をリフレッシュさせる方法を自分なりに見つけるということはとても大切です。
ストレスを全く発散させることなくずっと溜め込んでしまうと、体にも心にも悪い影響を与えます。
リフレッシュ、ストレス発散の方法は人それぞれ合うものと合わないものがあると思います。
自分にはどういうことをするのがリフレッシュにつながるかを見極めていかなくてはいけません。
体を動かして深呼吸
運動をするということはストレス解消に非常に効果的です。
ウォーキングをするもよし、ランニングをするもよし、またジムなどに行って筋トレとするのもとても良いリフレッシュになります。
1時間ほど歩いたり、走ったりしているうちに悩みを忘れることもあります。
負荷のかかる運動をした後の心地よい疲労感がストレス解消になります。
また、ストレスが溜まっている時というのは姿勢も悪くなりがちで、それに従って呼吸も浅く早くなってしまっていることが多く見られます。
呼吸は全ての基本であり、深い呼吸をすることで心も体も落ち着いてきます。
ですから、運動するときはしっかり背筋を伸ばして深呼吸することを心がけましょう。
好きな音楽を聞こう
音楽というのは様々な効果を人間に及ぼします。
胎児にクラシックを聞かせたりするのは有名な話ですが、音楽によって心が癒されたり、落ち着いたり、勇気が出たりといろんな効果があります。
一番自分にとって良いのは自分の好きな音楽を聞くことです。
自分の好きなアーティストがいればそのCDを部屋でかけて時間を過ごすだけでも気分が良くなって心が落ち着いてきます。
辛かったり落ち込んでいる時には少しアップテンポでリズムが強い音楽を聞くと躍動感が出てやる気が出てきます。
誰かに対してイライラしてストレスが溜まっている時はクラシックなど穏やかな音楽で心を落ち着かせるのがいいのではないでしょうか。
大好きな香りに包まれよう
人間には五感というものがありますが、嗅覚というのは人の気分を一気に変えてくれる効果があります。
いいにおいを嗅ぐと心が落ち着いて幸せな気分になることができます。
自分の好きな香水がある人は、嫌味にならない程度に自分の体に振りかけることで、気分よく一日を過ごせるでしょう。
また、自分の部屋や車など一日のうちに長い時間を過ごす場所の臭いには特に気を付けるようにしましょう。
アロマやラベンダー系の香りを部屋につけるのもいいと思います。
あなたらしく生きる道を選んでください
ストレスがある、精神的に辛いということは今の自分に満足していないことの現れです。
理想の自分とのギャップ、理想とかけ離れた自分に対して辛くなり、精神的に疲弊しているのでしょう。
ですが、あまりにも現実とかけ離れた目標などを設定しているのではないでしょうか?
大金持ちで地位も名誉もあり、プライベートも幸せな家庭を築き、、というようなサクセスストーリーを妄想しすぎてはいませんか?
そういう人は今の現状が辛くて仕方ないでしょう。
そうではなく、もっと自分というものを見つめ直してみましょう。
あなたはあなたなりに精一杯人生を生きればよいのです。
自分と自分の家族、そして周りの人に対し誠実に、裏切ず、素直に楽しく人生を生きようと決意すれば、あなたはもっともっと楽に人生を楽しく生きていけるはずです。
とはいえ、誰にでも辛い時は来ます。
それも自分には乗り越えられる試練と信じて前へ進んでいきましょう。
やることなすこと全てうまくいいって、全てOK!自分の思い通りになんでもいく人生って楽しいと思いますか?それは本当に素晴らしい人生ではありません。
辛いこと、悲しいこともあり、それを乗り越えて幸せを掴み取ることこそ素晴らしい人生なのだと思います。
精神的に辛い時はうまくストレス解消、リフレッシュしながら成長していければいいと思います。