派遣で働く方は多くなっています。
正社員と異なりある程度働きやすいため、子供がいる方や主婦の方は働きやすいと言える環境かもしれません。
しかし将来的な事を考えると、デメリットも存在する事は事実ですね。
バイトとして働くよりはずっと良いかもしれませんが、男性の場合は永久的には働く事は出来ません。
安定を求めるか、期間限定で働くのが楽かの違いでしょうか。
今回は派遣とはどういうメリット・デメリットがあるのかご紹介します。
派遣で働く17個のメリット・デメリット
派遣で働くメリット、デメリットをご紹介していきましょう。
やはり働くにあたり、何かしらは存在します。
しかし全てが当てはまる訳でもなく、当人の人柄や仕事の出来によって左右されると思って下さい。
よく派遣差別みたいなものがあるようにいう話がありますが、実際はそんな事はないですよ。
子供がいる方や結婚している方であれば、派遣の方が良いケースもありますしね。
こればかりはケースバイケースとも言えるでしょう。
メリット
派遣でのメリットは期間限定で働けるというものです。
旦那さんが転勤族の方であれば、正社員で働こうにも微妙な顔をされることがある多いため、いついなくなってしまっても良い派遣で働く方が気楽で良いという話もあります。
普通に正社員で働こうにも、女性の場合は面接に受かりにくいケースも存在しますからね。
今は不況ではありますが、働く人間の質を求められているので、誰でも良いという訳でもないのです。
バイトとの違いは賃金が高いという事にあるため、そういう所は魅力の1つとも言えるでしょう。
期間限定で働けるから次に予定がある人はつなぎになる
期間限定で働けるというのはとても大きいですよ。
ちょっとだけの期間働きたいという方は多いです。
資格を取得するまでの期間や、ちょっとお金を稼ぎたい時などは派遣で良いという方もいます。
期間限定であれば大体3ヶ月程度でしょうか。
その間しっかり働いて、旅行費用などに当てるという方もいるのです。
シフト制ではなくお休みが限定されるため、体力的なしんどさはありますが、時給は良いのでガッツリ稼げますよ。
シーズン的なものでは、百貨店のお中元やお歳暮シーズンかもしれません。
時間も限定して働ける
派遣の時間は基本的に9時~18時くらいとなります。
多少前後はしますが時間帯限定されるので、残業などはありません。
派遣はほぼ残業はないんですよ。
何故なら派遣の給金は普通のバイトよりも高いからです。
残業したくない、高いお金がほしいという方には派遣が良いでしょう。
今はほとんどノー残業の会社も多くはなっているのですが、働きやすさから言えばどれを取るかですね。
面接に受かりやすい
首をいつ切られても良い分、面接には受かりやすいですよ。
面接はそこまで難しくはありません。
中には履歴書を持っていっただけで受かる所もあるほどです。
派遣と言っても色んな種類がありますからね。
あまり質が良くない所だと履歴書すらいらない所も存在します。
派遣は経歴と人格を見られるので、そこまで厳しく言われる事はないです。
正社員の面接が厳しいのは、ずっとそこで務めるからですね。
面接はよっぽどな人でない限り落とされるような事はそうそうありません。
社会保険にも加入できる場合が多い
医療系や大手の派遣会社にもであれば、社会保険に加入できる可能性も高いです。
社会保険というのは企業側にお金がかかるため、すぐに辞めてしまうような人間ですとかけるだけ無駄なのですよ。
この人は続けられる、人材的にありだと認められた人物であれば、社会保険に入らせてくれます。
正社員は入社大体3か月後で社会保険に入らせてもらう事が出来ますが、派遣は場所によって異なりますね。
保険って何のためにあるのかと言われると、やはり自分が病気などにかかった時などが大きいです。
そういう意味では派遣よりも正社員になりたがる方が多いのも事実でしょう。
バイトよりも賃金が高い
バイトよりも賃金が高いため、普通にバイトするよりは儲ける事が出来ます。
しかし賃金が高い分、求められる事はバイト以上正社員よりもやや下のレベルである事が望ましいでしょう。
給料形態は派遣会社によって異なるため、正確にいくらもらっているのかは不明です。
正社員側からすれば派遣がいくらもらっているのか気になる所ではありますが、詮索するのも不粋な話ですからね。
もしかしたら正社員より派遣の方が給料を多くもらっている可能性は高いですよ。
そもそも正社員の給料は全員同じではありません。
歩合制の所もありますし、実力給の所もあるので一概には言えないでしょう。
最近では査定が厳しい所もあるので、成果が出せなかった人間は必然的に給料が低くなります。
そういう人間から見ると派遣の給料が高い事は納得がいかないという方もいるのは事実です。
有給休暇もある
場所によっては有給休暇もありますよ。
短期間の派遣ですと有給休暇はない所も多いのですが、正社員と同じように働いてる人材ですと、有給休暇も存在します。
現在でも有給休暇を取るのは難しいと言われており、正社員でも気軽に取れない方は多いです。
日本人は他者に遠慮して有給休暇をもらうのをためらってしまう人が多いようですが、もらえるものは遠慮なくもらっておくのもありでしょう。
もし有給休暇が使いにくい場合は、体調不良で病欠した時などに使うのも1つの手ですよ。
派遣会社が手厚く世話をしてくれる
派遣会社はちゃんとしてくれる所であれば、手厚く世話をしてくれますよ。
そもそも派遣会社とは当人と紹介した会社の仲介人となります。
どちらにも気持ち良く働いてもらいたいという気持ちが強いので、信用第一で動いてくれているのです。
派遣会社というのは人材を紹介した責任がありますので、ダメな人材を送り込んでしまった場合、簡単に信頼を失ってしまいますからね。
そういう部分でも派遣会社はちゃんとフォローを入れておかないとダメなんですよ。
場所によるのかもしれませんが、月に1回のペースで派遣会社の方が会社の上司と話に来ます。
これは査定みたいなもので、当人の働きが悪ければ即解雇され次の方にチェンジさせられるからです。
手厚く世話をしてはくれますが、査定もちゃんとするので気を抜いてはいけません。
人脈が増える
人脈は間違いなく増えますね。
派遣でのメリットは色んな人と出会えるという事です。
同じ会社に勤める人もいる訳ではないので、あっちこっちいける事も出来ます。
人脈が増える分、自分が他の職場に就いた時、何かしらの役には立てるでしょう。
信頼を得ていないと難しい話ではあるのですが、いつどこでどんな時役に立つか分からないのが人間です。
短い期間だし…とは考えず、一生懸命頑張って成果を出すことが出来たら、他者の見る目も大きく変わるでしょう。
経験が増える
派遣は自分の得意としている分野だけではなく、色んな場所に送り込まれる事も少なくはありません。
例として医療現場であれば大きな病院や個人経営のクリニックなど、何科によってやり方が全然違います。
色んな事をやるのは不安と思うかもしれませんが、たくさん経験をしておく事は自分のためや良い刺激にもなるのです。
正社員は1つの会社に勤め、同じ仕事の繰り返しが多いのですが、派遣のメリットとしては色んな経験が出来るため、新しい場所に行ってもそれを生かす事が出来ます。
同じ仕事ばかりしていたら、必ずどこかでだれてしまうんですよ。
上手くルーティンが出来ればそうでもないのですが、経験をたくさん積んでいる人間にはやはり敵わないものがあります。
デメリット
デメリットとしては、派遣は正社員よりも厳しい状態にあります。
企業との業績が悪ければ、簡単には首を切られる事も少なくないのです。
また即戦力を求められているので、経歴重視や技術力を求められる事もありますよ。
仕事の覚えの悪い人や要領の悪い人には、派遣は不向きであると覚悟しておいた方が良いでしょう。
企業の業績が悪ければ簡単に切られる
企業の業績が悪ければ、簡単に切られてしまうのは間違いありません。
営業などで働いてる方は特に簡単に切られてしまうでしょう。
会社にもよるので難しいところではあるのですが、営業はおすすめしにくいですね。
医療系であればお客さんを取ってくるということはないので、そういう心配はほぼないです。
派遣の仕事内容は基本的に正社員とほぼ変わりません。
正社員と派遣だからという訳でもないのですが、チームでやる仕事でも普通にそつなくこなせる人物は強いですよ。
社員との人間関係が難しく肩身が狭い
派遣の賃金は正社員よりもお高めに設定されているため、羨ましがる人間も少なくありません。
所詮は派遣、期間限定の人間だと思っている人もいるのです。
しかし実際の所、全てが全て当てはまる訳ではないですよ。
当人のキャラクター性によれば、普通に接してはもらえますし、肩身が狭いなんて事もあり得ません。
昔私が医療事務をやっていた時、一時期派遣の女性と働いていた事があります。
正社員ばかりの所だったので、派遣を雇うのはどうかという話も持ち上がりました。
その方は医療事務として働いた経歴が全くないため、普通の新人と同じ扱いでしたね。
しかしその方はとても愛想がとても良く誰からでも好かれ性格だったため、正社員関係なく普通に接していました。
仕事の出来に関しては元々未経験だったのですが、卒なくこなしておりミスも少ないほどでしたよ。
私が働いていたクリニックでは元々派閥などがあるわけでもないため、皆仲良く接していた事が幸いだったのかもしれません。
そもそも人間関係なんて職場の人と作る必要はないです。
仕事をしに来ているのに、遊びに来ている訳ではありませんよね?
他者の信頼を勝ち取りたいのであれば、仕事を覚える事から始めましょう。
向上心が芽生えない
向上心が芽生える芽生えないかは自分次第です。
大半の方は派遣だから頑張っても意味がないと思ってしまいます。
正社員やパートであれば頑張れば頑張るほど評価は上がり、給料や評価は上がるものです。
しかし派遣は給料は変わることもなく、ボーナスももらう事はありません。
つまり向上心が芽生えないのは、評価が付くわけでもないので意味がないという気持ちなんですね。
向上心があるかないか、これは人間的な問題とも言えるでしょう。
はっきり言ってこのデメリットは下らないものだと思って下さいませ。
何故下らないのか、そもそも何のために仕事をしているのか?という話になります。
お金のために仕事をしているんだという方がほとんどでしょうが、その理由はナンセンス以外にありません。
これは正社員の方でも同じかと思いますが、自分がやりたい仕事でないと継続は不可能です。
派遣だろうがバイトだろうが評価をされたいのであれば、成果を出さない事には何も身を結ばないのですよ。
こんな仕事をしているだけ無駄とかネガティブな事を考えて仕事をしていても面白くないでしょう?
どうせ仕事をするなら楽しんだもの勝ちですよ!
派遣期間は経歴として見てもらえない
短期間であれば経歴として見てもらう事はまず無理でしょう。
しかし派遣期間は経歴として見てもらえるケースもあります。
医療事務などであれば、経歴を見てもらえますよ。
派遣であろうとなかろうと、経験があるというのは大きいものです。
経験があるというのは、大きな財産になりますからね。
昨今資格よりも重視をされるのは、経験になります。
確かに資格は有利ではあるのですが、経験とセットになってこそ、始めて他者に経歴として認めてもらえるのです。
男性だと微妙な顔をされるとは思いますが、女性の場合は派遣であろうとそこまで苦にはならないでしょう。
即戦力が求められる
この即戦力というのは結構引っ掛かってしまう方が多いんですよ。
確かにスキルや経験もものを言うことがあるのはあります。
しかし実際に即戦力というのは、その人の性格面によって大きく左右されると思って下さいませ。
即戦力は柔軟性があるかどうかによって判断されます。
スキルや経験は重要ではありますが、仕事というのはそれだけではないんですよ。
柔軟性がないと仕事のミスが目立ってしまう事が多いので、結局は使えない人間となってしまうのです。
これは派遣だけに限った話ではないという事は自覚しておいた方が良いでしょう。
社員以上の質と量の仕事を回される
発注や特殊なものでない限り、基本的には社員と同等の仕事をする事にはなります。
社員と同じ仕事であるため、派遣という特別な扱いをする事はないと思って下さいませ。
派遣であろうとも、社員と同じように責任が問われると考えておいた方が良いですね。
その気持ちと意識を持たない限り、派遣になる事はおすすめ出来ません。
そうでないといつクビを切られるかは分からないからです。
別に良いやと思っている人もいるでしょうが、派遣業界でも噂や評判は広がるため、適当な仕事をしていたら他の派遣に登録する際拒否される可能性がありますよ。
社員と同等仕事と言っても、ほとんど正社員のアシスタント業務に当たると考えてもらった方が良いでしょう。
反対に社員から見れば派遣の方が出来が良いと、上から言われるので困るものです。